TPMS読取り器

DXRトランスアクティヴェーター・ツール

  DXRトランスアクティヴェーターは、バーテック・オートIDの設計したディーラー・サービス・ネットワーク用ツールです。シュレーダー・エレクトロニクス・リミティッドの製品である、リモートタイヤ空気圧監査システム(RTPMS)トランスミッター・センサーのLF(長波)初期化処理やUHF(極超短波)フィールドテストを可能にします。人間工学に基づくこのツールは、手のひらにちょうど上手く納まり、使いやすさを重視してプッシュボタンが一つ、LEDフィードバックがついています。

操作

DXRをタイヤのリムのバルブステム付近に近づけ、プッシュボタンを押すと、RTPMSセンサーが外部125kHzフィールドに露出します。5秒後に、センサーは、圧力と独自の識別情報を含んだ特別な学習無線周波(RF)を送信します。この情報は車両検査の際、たとえばセンサーの取替えが必要になった時、車内のRTPMS受信器の初期化に利用できます。

また、装置に含まれている電波検出回路は、UHF送信信号を感知し、ツール上の緑のLED(発光ダイオード)を点滅させることによって、センサーが両周波数で作動できことを確認します。

長所

  • 全てのリム素材に対応
  • フィードバック点滅灯がUHF信号の存在を感知
  • 設計背景

    DXRトランスアクティヴェーターは、初期のRTPMS利用者、ディーラー、メーカーそしてシュレーダー・エレクトロニクス・リミティッドとの協議の末に開発されました。また、バーテック・オートIDによる世界のメーカー向けの固定型・携帯RTPMS読取り器設置の経験も生かされています。

    ヤード経験

    DXRトランスアクティベーターからのフィードバックにより、RTPMS製品使用者やサービス・ネットワークにとって非常に重要な低次元診断機能の利用が可能になります。

    RTPMSを取付けた自動車メーカーの経験によると、保証期間中にメーカーに返品されたRTPMSセンサーの多くは、正常に作動しています。ほとんどの場合、サービス担当者のシステム機能の理解不足から、本来取替える必要の無いセンサーの取替えが行われています。ディーラーに低次元診断ツールがあれば、ホイールを取り外す前にRTPMSの機能性のテストができ、不必要な労を省き、保証による返品に伴うコストを節約することができます。

    以下のパイチャートは、中型ヨーロッパ車の発売開始6ケ月以内の顧客からの返品の根本原因の内訳を示しています。

    顧客返品分析調査書概要

    このチャートは、初期化ツールが改善されれば、自動車メーカーへのセンサー返品が、少なくとも34%は回避できたことを表しています。自動車メーカーは、保証期間中のセンサー一台の返品に伴うコストを、1000米ドルと推定しています!これには、代替部品、労賃、出荷代、不良に関する分析や調書諸経費等が含まれています。年間のヤード返品を100ppmの割合で見積もると、上記の比率での顧客返品によるコストは、3万4千米ドルとなります。このためDXRトランスアクティヴェーター・ツール使用は大幅なコスト削減につながると思われます。

    テクニカル情報

    サイズ   105 x 60 x 24 mm
    LED表示 赤 緑 黄色
    動作電源電圧 9V PP3
    表装 簡単な指示表記、押しボタン、LED
    プラスチック 黒ABS
    起動  125kHz
    診断  433MHzフィールドの存在